河川氾濫、住宅街のむ濁流・熊本【救助来ない】、震える避難者 

カテゴリー │防災関係減災関係

【氾濫の球磨川、上流のダムで午前9時半から緊急放流】
 熊本、鹿児島両県の一部に大雨特別警報が出た4日、熊本県球磨村では1級河川の球磨川が氾濫し、濁流が周囲の住宅街をのみ込んだ。自宅2階まで浸水し、屋根の上に避難した女性は携帯電話を手に「まだ救助が来ない」と声を震わせた。熊本県人吉市の球磨川沿いにある温泉旅館の50代の女将は、家屋の2階まで水が迫り、屋根の上で救助を待ったという。電話取材に対し、「ここまで雨がひどくなるとは思わなかった」と切迫した様子で語った。
 美容室を営む人吉市の女性(61)は同日未明、球磨村に暮らす友人からの電話で川の氾濫を知った。スマートフォンで撮影し、送ってくれた写真には、経営する店が屋根近くまで水没し、近隣の住宅も水に漬かった様子が映っていた。「湖みたいだった。こんなの初めてです」と驚き、「朝まで雨と雷がひどく、一睡もできなかった」と振り返った。

 同県八代市危機管理課によると、球磨川沿いにある市の坂本支所は1階が浸水し、2階と3階に避難者が集まった。市内では橋が流失し、消防車両も水没した。住民の避難状況の確認もままならないといい、担当者は「救助要請や安否確認の連絡が殺到しているが、固定電話も携帯電話もつながりにくい」と話した。「命の危険を感じる」。ツイッターには「#球磨川氾濫」のハッシュタグ付きで、街中を濁流が流れる様子や、住宅の1階部分が浸水している動画や写真が多数投稿された。中には「避難しようにもコロナ対策も考えなきゃ」と新型コロナウイルスを懸念する書き込みも見られた。数十年に一度の記録的な大雨になっている熊本県と鹿児島県に対し、気象庁は午前4時50分、5段階の警戒レベルのうち危険度が最も高いレベル5に相当する「大雨特別警報」を、鹿児島県と熊本県の一部に発表。熊本県では球磨川が氾濫し、被害が出て「現状で1階部分は完全に水没しています。家が1軒崩れて流されているのが見えましたし、あとは車とかも流されています」気象庁は、河川の氾濫、土砂災害に最大級の警戒を呼びかけるとともに、避難の際には指定された避難場所にこだわらず、少しでも命が助かる可能性の高い行動をとることを求めています。
〈デジタル朝日新聞〉より一部引用

※「時間差洪水」下流域で晴れていても上流域では激しい降雨となっている場合の洪水です。
昭和49年7月7日、「七夕豪雨」で2級河川の〈原野谷川〉袋井市小山地区で左岸堤防が決壊。私は下流域の二瀬橋の左岸堤防で警戒の任務でした。堤防から手が届きそうな位置まで濁流が来て、上流の決壊と同時に水が引くのが確認出来ました。
2018年7月16日「大規模浸水」で51人が死亡した岡山県倉敷市真備町地区では、堤防8カ所が連鎖的に決壊。【災害ボランティア】で入った家人から、深夜にあっという間に2階まで浸水したと伺いました。2階建ての1階で数多くの犠牲者が発生しました。『垂直避難』で2階に避難をすれば数多くの人が助かっていました。目と鼻の先には、「真備陵南高校」がありました。
2016年4月14日「熊本地震」で、西原村に【災害ボランティア】で入りました。今回、また熊本県での災害で、これは、決して対岸の火事では無く、日本全国の至る所で発生します。
2011年3月11日「東日本大震災」発災後、東北に14回ほど【災害ボランティア】などで入りました。災害時に生命の危険な人の特徴、「自分だけは大丈夫」とする《正常性バイアス》根拠無き自信の強い人です。臆病な人ほど危険を察知して助かります。
大規模水害で、最大の被害想定とされる東京『荒川』堤防の決壊には注意を要します。

もう晴れたのに河川氾濫!? “時間差洪水”発生のワケ
https://www.youtube.com/watch?v=NBp9O5JEHhA

河川氾濫、住宅街のむ濁流・熊本【救助来ない】、震える避難者 


河川氾濫、住宅街のむ濁流・熊本【救助来ない】、震える避難者 





同じカテゴリー(防災関係)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
河川氾濫、住宅街のむ濁流・熊本【救助来ない】、震える避難者 
    コメント(0)