海自最大の【護衛艦「いずも」】中国の脅威に備え『空母化』1回目の改修が終了。最終的に飛行甲板を長方形とする計画。

カテゴリー │「防衛・軍事」関係

(1)海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」は、改修・点検作業を行うため、約1年にもわたり、ジャパンマリンユナイテッド株式会社横浜事業所磯子工場(横浜市磯子区)のドックに入っていた。目的は「空母化」を目指すこと。大規模な工事を伴うことから、2回に分けて実施する。
(2)1回目の改修工事を無事終え、6月25日に母港である横須賀基地に戻ってきた。船体を大きく変えるような変化は見られなかった。だが、飛行甲板に注目すると、艦首から艦尾まで黄色い線が1本引かれた。これは滑走路の標示線と呼ばれるもので、F-35Bのパイロットが、機体中央をこの線に合わせて発艦するための目印。
(3)配備当初から、飛行甲板の左側には、白い点線が引かれていた。これはヘリコプター用だ。黄色い線はその白線より内側に引かれていた。いずれのラインとも、船体の左側に寄っているのは、航空機が艦橋構造物とぶつかることを防ぐためだ。加えて、飛行甲板の右側を開けることで、機体の駐機スペースや作業スペースを確保できる。
(4)ただし、「いずも」は、艦首部分が台形となっており、船体中央部より航空機の滑走路として使う左側の方が、船体の長さが短いことになる。数メートルであろうとも、なるべく滑走距離を確保したいので、最終的に飛行甲板を長方形とする計画だ。
(5)こうした船体を改造するような工事は、2回目の改修工事で行うことになる。同型艦の「かが」についても、本年度にドック入りを果たし、空母化改修を行う計画。
(6)米海軍の空母の場合、艦載機も海軍のパイロットが運用。だが、日本の場合、「いずも」の運用は海上自衛隊、艦載機の運用は航空自衛隊と分担。新たに海自でF-35Bパイロットを養成するよりも、こうした統合運用の方が、効率が良いと判断した。
(7)肝心のF-35Bだが、まだ日本には配備されていない。そこで、しばらくは、「いずも」にて、米海兵隊のF-35Bを発着艦させ、運用試験を実施する考え。
(8)今のところ、F-35Bの配備数は42機となる。2023年度中に、最初の18機が空自へと引き渡される予定だ。配備先となるのが、新田原基地(宮崎県新富町)となる見込み。
(9)海自は米海兵隊の手を借り、空母運用を学び、その間、空自はF-35Bの操縦を習熟し、早ければ24年度に、いよいよ空母「いずも」「かが」が誕生する。
(10)長らく日本は、空母保有について、議論することすらタブーとされてきた。中国は最終的に10隻もの空母を建造することを目標としている。この脅威に対処するため、ようやく日本も動き出した。
〈菊池雅之〉氏より引用、詳細は下記を参考にして下さい。
海自最大の護衛艦「いずも」 中国の脅威に備え「空母化」1回目の改修が終了
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210702/dom2107020001-n1.html
「いずも」空母化へのヒストリー 第一回目改修 (音声説明) (動画)
https://www.youtube.com/watch?v=rU_Fli63V3I
C国空母「山東」がすでに廃艦寸前!?J-15の墜落が止まらない (動画)
https://www.youtube.com/watch?v=8wOfBdHGWGY

海自最大の【護衛艦「いずも」】中国の脅威に備え『空母化』1回目の改修が終了。最終的に飛行甲板を長方形とする計画。


海自最大の【護衛艦「いずも」】中国の脅威に備え『空母化』1回目の改修が終了。最終的に飛行甲板を長方形とする計画。


海自最大の【護衛艦「いずも」】中国の脅威に備え『空母化』1回目の改修が終了。最終的に飛行甲板を長方形とする計画。



同じカテゴリー(「防衛・軍事」関係)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
海自最大の【護衛艦「いずも」】中国の脅威に備え『空母化』1回目の改修が終了。最終的に飛行甲板を長方形とする計画。
    コメント(0)