【無花粉スギ】で季節性アレルギー性鼻炎、花粉症はなくなる?進化している山の現状。花粉症から人類を救う救世主、現る?

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花粉症から人類を救う救世主、現る?
(1)季節性アレルギー性鼻炎、いわゆる「花粉症」。眼球ごと洗いたくなるような目のかゆみに、やる気や集中力を削がれるくしゃみや鼻水。収束を見せないコロナ禍の中、周囲の厳しい視線を気にして、くしゃみを抑えるのに苦労していた人も多いのでは?
(2)花粉症」を引き起こす原因物質の代表格といえば、スギ花粉。憎たらしい存在に思われるスギですが、昨今では"花粉を飛散しないスギ"である「無花粉スギ」なるものに、どんどん植え替えられていっている、って知っていましたか?
(3)「もしすべてのスギが「無花粉スギ」になれば、「花粉症」がなくなるのかも!?」という期待を胸に秘め、疑問を、林野庁森林利用課の神山真吾さんにぶつけてきました。
(4)無花粉スギ」があると知ったのですが。ズバリ、普及すると、日本から「スギ花粉症」はなくなりますか?原因は、まだ科学的にも完全には解明されていないのですが、大気中の汚染物質や食生活の変化など様々な原因があるといわれ、その中で、スギ花粉は「花粉症」の原因のひとつになっています。花粉がない、あるいは花粉が少ないスギに植え替え、花粉を出す発生源が減少すれば、「花粉症」の低減にはつながっていくのではないかと考えられています。
今は無花粉スギの割合はどれくらいなのでしょうか?
(1)無花粉スギと花粉が少ないスギを合わせた割合ですが、現在、全スギ苗木生産量に占める割合は約5割です。令和14年度までにその割合を7割にすることを目指しています。
(2)今後は、木材として利用できるスギを伐ったあとに、林業として活用できる条件のいい山には花粉の少ないスギを植え、山奥や急斜面は広葉樹が入り交ざった、自然に近い森林などへの誘導を目指しています。
(3)日本では「花粉症」に苦しむ人が多いのに、なぜスギはこんなにたくさん植えられてきたんでしょうか?スギの歴史を振り返ってみますと、日本では古来より植えられ、木材として利用され戦時中から戦後の復興期にかけて木材の需要が急増し、伐られてハゲ山になっていた頃は、洪水や土砂崩れなどの問題もたくさんありました。木材として利用しやすいだけでなく、成長が早く、造林技術が地域に根付いているスギが植えられた。
(4)一方で、スギ花粉が「花粉症」の原因であることは1960年代に研究で明らかになり、スギ花粉は植えてから25年から30年でたくさん飛来し戦後に植えたものが、1970年代から花粉をたくさん飛ばし始め、「花粉症」が社会問題になりました。
(5)現在は政府としても、原因究明や予防・治療法の開発、花粉飛散量の観測などの花粉症対策を、関係する省庁が連携して取り組んでいます。そのうち林野庁では、花粉の発生源となる森林を、花粉の少ない森林へと転換するための対策を進めているところです。
無花粉スギが示す、未来の森の可能性
(1)消費者の選択も大切。日本には、自然豊かな山林があり、農作物が育ち、海では魚が獲れ、人の営みがあり、世界の環境を守る上でも日本の恵みを持続可能な形で活用していくことが重要。消費者の方は、食べ物の産地などは比較的関心が高いと思いますが、木製品についても、その原料がどこから来たものかなどについて、もっと注目していただけたらと思います。
(2)途上国の森林破壊による森の減少がよく話題になるので、日本も森が減っているとイメージしている方も多いと思いますが、日本の森林はそもそもすごく豊かです。その豊かさを保つためにも、森林を効果的かつ持続的に活用する必要があることを、私たちも伝えていく必要があります。
無花粉スギで花粉症はなくなる!? 実は進化している山の現状
https://gyoppy.yahoo.co.jp/originals/85.html

【無花粉スギ】で季節性アレルギー性鼻炎、花粉症はなくなる?進化している山の現状。花粉症から人類を救う救世主、現る?


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