工場火災で活動中の【消防隊員3人と警察官1人】が行方不明 静岡・吉田町

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 5日未明、静岡県吉田町の工場で火災がありました。建物内に入った消防隊員と警察官、合わせて4人と連絡が取れておらず、警察や消防が捜索しています。午前1時35分頃、吉田町川尻のレック・静岡第二工場の煙探知機が作動し、知らせを受けた警備会社から消防に通報がありました。この火事で建物内に入った消防隊員3人、警察官1人と連絡がとれていません。また消火活動をしていた別の隊員の男女3人もヤケドや煙を吸って病院に搬送されています。警察や消防は消火活動を続けるとともに、行方がわからない4人の捜索を行っています。
吉田消防署 指揮隊長 男性 52歳
吉田消防署 救助隊員 男性 45歳
吉田消防署 救助隊員 男性 38歳
牧之原警察署 地域課 男性
 消防隊員は「防火服」を身につけ、無線を持っていたが、午前2時15分以降、連絡が途絶えた。一方、県警牧之原署によると、行方不明の警察官は「中を見てくる」と話して建物に入った後、連絡がとれていない。警察によると、当時工場は無人だった。吉田工場は清掃用品など、施設用品の製造をして、工場内には清掃用のクエン酸や重曹、過炭酸ナトリウム、それにスポンジがあった。〈テレビ朝日〉より引用
【火災時の煙の怖さ】
煙の拡がる速さ』火災時の煙の拡がる速さは、火元の勢い (火勢)や建物内での風 (気流)の有無により異なりますが、廊下など横方向への速さは無風状態では1秒間に0.2~0.5m程度です。人の歩く速さが1秒間に1m前後と比較すると人の歩く方が速いです。では、なぜ逃げ遅れて煙に巻かれるのか?火災初期の煙は10㎝程度の厚さで天井に張り付くように流れ、出口の方向に拡がっていきすが、人間はこの煙を見ても恐怖を感じないため、見過します。しかし、時間の経過と煙の層の厚さ、煙先端の温度が下がることで、天井に張り付いていた煙が床の方に一斉に降りてきます。その結果、周囲が煙で充満し、それまで見えていた遠くの〈非常口〉や逃げる方向が瞬時に見えなくなり、逃げ遅れます。
 ゆっくり拡がっていた煙も階段まで来ると急変し、1秒間に3~5mの速さで階段を上昇。人が階段を上がる速さは1秒間に0.3~0.5mなので煙の方が遙かに速いです。10階建てのビルの1階が火災の場合、10秒程度で最上階に煙が達し、階段避難は瞬く間に困難となります。階段避難の重要なポイントは、階段室に煙を入れないこと。最近のビルでは「防火扉」が設置され、火災時には自動的に閉じて、煙が階段室に入るのを防ぐようになっています。

※【建物火災】では『消防吏員』は「空気呼吸器」を着用して中に入ります。酸素量も25~30分間は活動可能で、ゼロに近づくとベルで知らせます。今回、「空気呼吸器」を装着していないとすれば、〈ぼや程度〉の判断で進入したかと思います。
旅行などでホテルの部屋に到着したら「非常口・避難口」を最初に確認します。運悪くホテル火災などに遭遇した場合には、タオルやハンカチで口を塞ぎ、決して煙を吸わないことです。新建材などの濃煙を吸いますと一瞬で気を失い動けなくなります。

教えて防災 煙避難編
https://www.youtube.com/watch?v=IKfBIvHaWtQ

消防士推奨!住宅火災からの避難の方法9
https://www.youtube.com/watch?v=uIIoeE4o-1Q

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