国内有数の群生地【半夏生の里 鍛冶島】静岡県森町

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 森町鍛治島の「半夏生の里」で、自生する「ハンゲショウ」が見頃を迎え、開園を翌日に控えた30日、セレモニーが開かれた。地域住民や商工、観光関係者ら約五十人が出席し、神事で安全を祈願した。天候にもよるが、7月下旬ごろまで楽しめるという。「ハンゲショウ」は水辺に生息するドクダミ科の多年草。暦の上の半夏生(夏至から11日目)のころに白い小さな花を咲かせ、葉の一部が白くなる。全国的に生育に適した土地が減少傾向にある中、鍛治島地区は県内で最大規模の群生地(約30㌃)として知られる。
 住民有志らでつくる「てんぽうの里 半夏生」(浦上正男代表、約20人)が2015年から、駐車場や案内看板、木道の整備などに取り組み、ポスターやマップなどを作製してPRに努めている。浦上代表は「生育は順調。多くの人に訪れていただき、地域の活性化につなげたい」と話した。〈中日新聞7月3日朝刊〉(土屋祐二) 氏より引用

 体験施設「アクティ森」より太田川ダム方面に数キロ行った先、「鍛冶島地区」は森と清流、田畑に囲まれた、静かな里山の50数戸の集落です。かつては良質な砂鉄が採れたため、鍛冶師が移り住んだとされ、江戸時代には鉄の鋳造を行う「鋳物師(いもじ)」の集団が活躍しました。現在でも「鍛冶島」という名にその歴史を伝えています。
【半夏生(ハンゲショウ)】
 半夏生は6月下旬から7月下旬にかけて花をつけますが、それまで緑色をしていた葉の一部も白く変化します。葉の半分が白くなる事から「半化粧」という名が付き、それが「半夏生」に変わったとされています。「半夏生」は農家には大事な節目の日で、この日までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安となっていたようです。鍛冶島地区では梅雨を迎える頃に湿地帯に〈ゲンジボタル〉が舞い、その後に〈ヘイケボタル〉が現れます。ホタルの季節が終わるころ、半夏生が開花を始め、7月には全国でも有数の「半夏生」の群生を見ることができます。
【有志で結成された「てんぽうの里」】
 そんな自然環境に恵まれた鍛冶島地区にも、少子高齢化や耕作放棄地の増加などの課題があります。有志で結成された「てんぽうの里」は、以前より一部の人が注目し、群生地として知られていた「半夏生」を整備し、地域の活性化に役立てていこうと活動を始めました。
群生地までは車が入っていけないため、重い道具を運ぶにも大変な思いで活動を続ける中で、徐々に賛同してくれるメンバーが増えてきました。活動は町内会や森町役場の支援も受け、静岡県が主催する「美しい茶園でつながるプロジェクト」にも選ばれました。

※4年ほど前に職場の元上司だった浦上代表の家にお邪魔したときに、「半夏生」のパネルを見せていただきました。私が、最初は緑だが本当に白く斑が入る?と素人質問にも適切な説明を受けました。数日前に小・中学校の同級生だった溝口さんの綺麗な写真の投稿を見て感動しました。本日の朝刊に浦上代表の名前がありましたので投稿させていただきました。


国内有数の群生地【半夏生の里 鍛冶島】静岡県森町



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