【超限戦 】21世紀の『新しい戦争』今、我々が備えるべき《ハイブリッド戦》とは?「台湾有事」は起こりうるのか?

カテゴリー │『地政学』について

軍事と非軍事――境界を曖昧にする手法が21世紀の「戦争の形」である。
(1)超限戦とは「戦争と非戦争」、「軍事と非軍事」という全く別の世界の間に横たわっていたすべての境界が打ち破られる在り方。本書刊行後の2014年にはロシアの新軍事ドクトリンにこの内容に近いものが提示され、世界各国はこれを「ハイブリッド戦」と呼ぶようになったのです。
(2)令和2年8月に刊行された『令和2年版 日本の防衛 防衛白書』にも「ハイブリッド戦」が表記されました。本書で提示される「非軍事の戦争行動」は以下のようなものがあります。
●貿易戦(国内貿易用の国際運用や関税障壁の恣意的な設定と破棄等)
●金融戦(非国家組織が非軍事手段を用いて主権国家に仕掛ける非武力戦争)
●新テロ戦(伝統的なテロに比べて規模が大きい)
●生態戦(遠くない将来、「エルニーニョ」「ラニーニャ」現象が人工的に作られる)
ほかにも密輸戦(経済秩序に打撃)、メディア戦(他国の世論を誘導)、麻薬戦、ハッカー戦、技術戦(標準を作って特許を独占)、資源戦、経済援助戦(恩恵を施してコントロール下に置く)、文化戦(異分子を同化させる)。戦争の姿はかつてとは大きく変わったのです。
【目次】
第1部 新戦争論
第一章 いつも先行するのは兵器革命
第二章 戦争の顔がぼやけてしまった
第三章 教典に背く教典
第四章 アメリカ人は象のどこを触ったのか

第2部 新戦法論
第五章 戦争ギャンブルの新たな見方
第六章 勝利の方法を見出す――側面から剣を差す
第七章 すべてはただ一つに帰する――超限の組み合わせ
第八章 必要な原則
※本書は2001年12月に共同通信社より刊行された単行本を内容そのままに角川新書の1冊として復刊したものです。

☆いざ内戦状態になってしまったら、日本もアメリカも手を出せません。だからこそ「備え」ておくことが重要なんです。/軍事アナリスト・小川和久のセキュリティ研究所
今、我々が備えるべき「ハイブリッド戦」とは?「台湾有事」は起こりうるのか 後編/「戦わずして勝つ」/中国人民軍の「三戦」/使えるものは何でも使う!?/尖閣諸島、中国側の思惑/2014年露のクリミア併合 (動画)
https://www.youtube.com/watch?v=9n4ErHQxcnE

【超限戦 】21世紀の『新しい戦争』今、我々が備えるべき《ハイブリッド戦》とは?「台湾有事」は起こりうるのか?


【超限戦 】21世紀の『新しい戦争』今、我々が備えるべき《ハイブリッド戦》とは?「台湾有事」は起こりうるのか?


【超限戦 】21世紀の『新しい戦争』今、我々が備えるべき《ハイブリッド戦》とは?「台湾有事」は起こりうるのか?



同じカテゴリー(『地政学』について)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
【超限戦 】21世紀の『新しい戦争』今、我々が備えるべき《ハイブリッド戦》とは?「台湾有事」は起こりうるのか?
    コメント(0)