東北応援視察研修

カテゴリー │災害支援隊関係

≪7月7日(木)~10日(日)≫行程
東北応援視察研修


『命を守った言葉『つなみてんでんこ はしれ、上へ!』

 絵本の扉をめくると広がるのは、美しい青が印象的な空と陸地に囲まれた海。岩手県・釜石の大槌湾です。
鵜住居地区「いつみても、いい海だ」と、浜辺に座っているおじいちゃんが孫に向かってつぶやきます。
豊かな海の幸に恵まれた三陸の海。大きくなったらじいちゃんや父さんみたいな漁師になりたいとの夢を持つぼくに、おじいちゃんが「つなみてんでんこ」の話をします。

 「それぞれが逃げて、自分で自分の命を守る」という意味を持つ「つなみてんでんこ」。昔から度々大地震の後の津波被害を経験してきた東北地方の海沿いの地域で、防災の標語となっています。

 2011年3月11日の東日本大震災では釜石の一帯は津波に飲み込まれましたが、1,000人を超える死者・行方不明者が出た釜石で、99.8%の小中学生の命が助かった背景には、「つなみてんでんこ はしれ、上へ!」の教えを生かすことができた子どもたちの行動力や、
中学生たちの危機状況における判断力の高さがあったと前川さんの奥さんからお聞きしました。
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「宿泊した根浜海岸、民宿・前川」

 この絵本は、「NPO法人静岡県災害支援隊」も販売し、袋井市内の小学校にも配布されました。1ページをめくると老人と孫の構図があります。このモデルが宿泊した前川民宿のおじいちゃんとお孫さんでした。この偶然には驚愕しました。このお孫さんの母親は大槌役場に勤務していて亡くなられたと聞いたとき愕然としました。
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「陸前高田市・道の駅」保存状況

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陸前高田市「復興まちづくり情報館」

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「南三陸町・防災センター」保存状況

※「南三陸町・防災センター」の周辺を10m程、嵩上げしているため、国道から見えなくなりました。
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宮城県「石巻市立大川小学校」

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宮城県「石巻市立大川小学校」校庭

※大川小学校の校庭には裏山が隣接しています。
5年が経過してもこの場所は胸が締め付けられます。
釜石みたいに防災教育が確立していればと思うと本当に無念です。
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宮城県岩沼市「千年希望の丘」

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宮城県名取市閖上「富主姫神社」が祀られています。


※今回、往復で圏央道を利用しましたが、帰りの栃木県「佐野~羽生」で9台の玉突き事故が発生し、一般道を迂回したため2時間程のロスとなり、22時30分の到着となりました。
圏央道を利用することで、首都高を利用するより1時間ほどの時間短縮となりました。

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