【南海トラフ地震】2分で津波が到達する避難困難エリア、「揺れと同時に津波到達」『日向灘地震』最短12分で津波到達。

『一期一会』

2021年07月05日 16:07

(1)宮崎沖の日向灘を震源とする「日向灘地震」でマグニチュード(M)7・6の規模の地震。県内には最短12分で津波が到達するとの想定が示された。南海トラフ巨大地震の想定よりも4分早い。人的被害では、死者数最大約1700人、負傷者も6500人に上る。県内も大きな揺れに襲われた熊本地震から5年。県は「早期の避難が必要」と注意を呼び掛ける。
(2)東京の地質会社に依頼した調査結果がまとまり、県防災会議の地震専門部会で公表した。
日向灘地震は過去の記録から、1662年にM7・6の地震が起きたとみられており、1931年以降もM7前後の地震が周期的に起きている。2025~35年ごろの近い将来にまた起きる可能性があると指摘する専門家もいる。
(3)調査結果によると、約360年前と同じM7・6の地震が起きた場合、宮崎市や延岡市などの沿岸部で震度6強、三股町や椎葉村など内陸部でも同5強の大きな揺れ。日向灘沿岸の10市町には最大6mの津波が来襲し、浸水面積は最大で3070㏊。
(4)津波が来るまでの時間は最も早い門川町で12分。延岡市と日向市が13分、宮崎市と日南市14分など。南海トラフ巨大地震の想定と比べると、4分遅い串間市、同じ時間の日南市を除いて8市町で4~3分早い。
(5)住宅の全壊・全焼は、多くの家で暖房や夕食準備で火を使い出火件数が最も多くなる冬の午後6時ごろの発生で1万6千棟。人的被害は、多くの人が寝ており家屋倒壊による被害の危険が高く、津波避難も遅れる冬の深夜で、死者1700人、負傷者6500人に達する可能性がある。
(6)宮崎県内の住宅耐震化は2019年度時点で8割まで進んでおり、この耐震化率で、地震直後に55%の住民が早期避難の想定で算出。耐震化率が9割、早期避難者が7割に増えると、全壊や全焼は7千棟、死者も360人にまで減らせるとした。県危機管理課は「耐震化の推進や早期避難の徹底でまだまだ被害が抑えられる」と呼びかける。県は2021年度中に県地震減災計画を改定する予定で、今回の想定を踏まえ見直しを進めるとありました。
〈矢鳴秀樹〉氏より一引用、詳細は下記を参考にして下さい。
『日向灘地震』最短12分で津波到達、最新の想定示される。
https://www.asahi.com/articles/ASP4J730ZP3KTNAB00C.html
(1)南海トラフ巨大地震」が発生するとわずか2分で1mの津波が到達すると想定。2011年の「東日本大震災」に比べて震源域が陸に近い「南海トラフ地震」では揺れが収まる前に津波が到達し始め、中には揺れをほぼ同時に津波の第一波が到達するところもありそうです。
(2)南海トラフ巨大地震」が発生で最悪の場合、東海から九州の広い範囲が最大震度7。人が飛ばされるような激しい揺れに襲われ、さらに震度5強~6弱程度以上の立っていられないくらいの揺れが3分以上続く可能性があります。一般的には「揺れが収まったらすぐに避難」と言われていますが、「南海トラフ巨大地震」では揺れが始まった時点で避難を開始する必要があります。
(3)下記の動画では1mの津波が到達する時間を紹介。津波は1mに満たなくても凄まじい力で人やものを押し流し、足首ほどの高さでも人は流される。膝上に達すると、どんなに力が強い人でも100%流される。1mの津波に巻き込まれた時の計算上の死亡率は100%。この数字は決して大袈裟ではなく「東日本大震災」では1m程度の津波でも家が流され、津波は水だけでなく、土砂や瓦礫も一緒に流れてくるので、普通の水よりも威力が増します。沿岸にいるときに揺れを感じたら、周りの様子を伺ったりせず、自分の命を守るために、すぐに避難を開始してください。
【南海トラフ地震】2分で津波が到達する避難困難エリア「揺れと同時に津波到達」 (動画)
https://www.youtube.com/watch?v=RIypUqjZp1k








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