海底の泥から３０００年分の【高濃度レアアース】中国鉱山の３０倍超す。世界を変えるその凄さ『南鳥島』
2020年09月20日16:34
カテゴリー │気ままに徒然
【５００億円の原料から５兆円の製品を生み出す日本のレアアース産業】
日本は島国であり、米国や中国、オーストラリアなどとは異なり資源大国を目指すのは難しい。ハイテク製品に必要不可欠な元素である「レアアース」。現在、世界の生産の大半を担っているのは中国で、世界のおよそ８割と高いシェアを占めている。しかし、２０１８年、東京大学などの調査により、日本最東端に位置する「南鳥島」（東京都小笠原村）の排他的経済水域（ＥＥＺ）内の海底の泥に含まれる埋蔵量が、従来推定の２倍強で、１,６００万トンと世界需要の実に数百年分に及ぶことが分かり、日本の「レアアース」原料市場は年間約５００億円程度で、海外から輸入。
製品の市場規模はその１００倍の年間５兆円に達する。「レアアース」製品には、永久磁石だけでなく、ＬＥＤやレーザーなどの発光材料、水素吸蔵合金、研磨剤、ＭＲＩ造影剤、医薬品やゴムの合成触媒などがあるが、これらは日本が得意とするハイテク産業の中核を成している生命線。
【中国を凌ぐ日本の高濃度レアアース。】
東大の「加藤泰浩」教授らの研究チームは２０１７年６月、日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）の「南鳥島沖」の海底の泥に、レアアースの中でも特に希少でハイブリッド車（ＨＶ）のモーターなどに使われる「ジスプロシウム」が国内消費量の約２３０年分あると推定されると発表した。今回の調査で加藤教授は「２３０年分以上、数百年分埋蔵している可能性がある」と話した。
２０１８年１月、海洋研究開発機構が深海調査研究船「かいれい」を使って同海域で調査。水深５０００ｍを超える海底から採取した泥を分析した結果、レアアースが最大約６６００PPM（PPMは１００万分の１）の濃度で含まれている。「ジスプロシウム」は中国鉱山の３２倍の濃度。高濃度であれば採掘コストも下がり、商用化の可能性が高まる。海底下３ｍと浅い場所にある。
「レアアース」の生産は９割超を中国が占め、輸出規制による供給や価格高騰に不安がつきまとう。経済産業省は２０１９年度から南鳥島沖の調査を本格化し、３年間で約４０カ所を試掘する予定で、政府は商用化に向けた技術開発も急ぐ。
政府は、愛知・三重県沖の海底の「メタンハイドレート」から燃料用のメタンガスを取り出すことに世界で初めて成功。沖合には日本の液化天然ガス（ＬＮＧ）輸入量の１１年分の資源量が確認されており、今回は事前の陸上実験の約９倍を産出した。「メタンハイドレート」は日本海側の浅い海底でも確認され、比較的安く採取できる可能性もあり、研究が進んでいる。このほか新潟県佐渡南西沖では原油・ガスがたまりやすい地層を確認しており、石油と天然ガスの試掘調査が始まる。総額９８億円を投じて埋蔵量などを調べるが、国内最大との見通しもある。
日本近海では、海底から噴出する熱水の金属成分が沈殿してできた海底熱水鉱床の探索も進む。銅や亜鉛、金、銀、ガリウムやゲルマニウムなどのレアメタルを含む「宝の山」だ。伊豆諸島や小笠原諸島、沖縄の近くに分布することが分かっており、比較的浅く分布するため技術的に有利とする見方もある。〈研究開発の最前線〉より引用
◇ ◇
※「南鳥島」に眠る超高濃度「レアアース」が商業化の場合、中国一強が崩壊するほどのレベル。日本近海に予想以上に豊富な資源が眠っている。海底の泥に含まれる「レアアース」（希土類）は、海底から浅い場所に最高で中国鉱山の３０倍超の高濃度。採掘する技術やコストに課題は残るが、国産資源が乏しいだけに「メタンハイドレート」など海洋資源に期待できます。
◇ ◇
中国を凌ぐ日本の高濃度レアアース。世界を変えるその凄さについてまとめてみた。【南鳥島】
https://www.youtube.com/watch?v=lJKOV5fD3XA
◇ ◇
【海外の反応】日本が南鳥島の海底でレアアース大当たり！数百年分の埋蔵量に世界も衝撃！国家主体で脱中加速へ「朗報だ！」【日本と世界の気になる話】
https://www.youtube.com/watch?v=VtWJlQ-JFMc
◇ ◇
海底の泥から3000年分のレアアース、新産業も生み出す「レアアース泥」とは
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1804/02/news038.html
日本は島国であり、米国や中国、オーストラリアなどとは異なり資源大国を目指すのは難しい。ハイテク製品に必要不可欠な元素である「レアアース」。現在、世界の生産の大半を担っているのは中国で、世界のおよそ８割と高いシェアを占めている。しかし、２０１８年、東京大学などの調査により、日本最東端に位置する「南鳥島」（東京都小笠原村）の排他的経済水域（ＥＥＺ）内の海底の泥に含まれる埋蔵量が、従来推定の２倍強で、１,６００万トンと世界需要の実に数百年分に及ぶことが分かり、日本の「レアアース」原料市場は年間約５００億円程度で、海外から輸入。
製品の市場規模はその１００倍の年間５兆円に達する。「レアアース」製品には、永久磁石だけでなく、ＬＥＤやレーザーなどの発光材料、水素吸蔵合金、研磨剤、ＭＲＩ造影剤、医薬品やゴムの合成触媒などがあるが、これらは日本が得意とするハイテク産業の中核を成している生命線。
【中国を凌ぐ日本の高濃度レアアース。】
東大の「加藤泰浩」教授らの研究チームは２０１７年６月、日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）の「南鳥島沖」の海底の泥に、レアアースの中でも特に希少でハイブリッド車（ＨＶ）のモーターなどに使われる「ジスプロシウム」が国内消費量の約２３０年分あると推定されると発表した。今回の調査で加藤教授は「２３０年分以上、数百年分埋蔵している可能性がある」と話した。
２０１８年１月、海洋研究開発機構が深海調査研究船「かいれい」を使って同海域で調査。水深５０００ｍを超える海底から採取した泥を分析した結果、レアアースが最大約６６００PPM（PPMは１００万分の１）の濃度で含まれている。「ジスプロシウム」は中国鉱山の３２倍の濃度。高濃度であれば採掘コストも下がり、商用化の可能性が高まる。海底下３ｍと浅い場所にある。
「レアアース」の生産は９割超を中国が占め、輸出規制による供給や価格高騰に不安がつきまとう。経済産業省は２０１９年度から南鳥島沖の調査を本格化し、３年間で約４０カ所を試掘する予定で、政府は商用化に向けた技術開発も急ぐ。
政府は、愛知・三重県沖の海底の「メタンハイドレート」から燃料用のメタンガスを取り出すことに世界で初めて成功。沖合には日本の液化天然ガス（ＬＮＧ）輸入量の１１年分の資源量が確認されており、今回は事前の陸上実験の約９倍を産出した。「メタンハイドレート」は日本海側の浅い海底でも確認され、比較的安く採取できる可能性もあり、研究が進んでいる。このほか新潟県佐渡南西沖では原油・ガスがたまりやすい地層を確認しており、石油と天然ガスの試掘調査が始まる。総額９８億円を投じて埋蔵量などを調べるが、国内最大との見通しもある。
日本近海では、海底から噴出する熱水の金属成分が沈殿してできた海底熱水鉱床の探索も進む。銅や亜鉛、金、銀、ガリウムやゲルマニウムなどのレアメタルを含む「宝の山」だ。伊豆諸島や小笠原諸島、沖縄の近くに分布することが分かっており、比較的浅く分布するため技術的に有利とする見方もある。〈研究開発の最前線〉より引用
◇ ◇
※「南鳥島」に眠る超高濃度「レアアース」が商業化の場合、中国一強が崩壊するほどのレベル。日本近海に予想以上に豊富な資源が眠っている。海底の泥に含まれる「レアアース」（希土類）は、海底から浅い場所に最高で中国鉱山の３０倍超の高濃度。採掘する技術やコストに課題は残るが、国産資源が乏しいだけに「メタンハイドレート」など海洋資源に期待できます。
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中国を凌ぐ日本の高濃度レアアース。世界を変えるその凄さについてまとめてみた。【南鳥島】
https://www.youtube.com/watch?v=lJKOV5fD3XA
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【海外の反応】日本が南鳥島の海底でレアアース大当たり！数百年分の埋蔵量に世界も衝撃！国家主体で脱中加速へ「朗報だ！」【日本と世界の気になる話】
https://www.youtube.com/watch?v=VtWJlQ-JFMc
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海底の泥から3000年分のレアアース、新産業も生み出す「レアアース泥」とは
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1804/02/news038.html
