未来は近い!? ２０２０年道交法改正で注目の【完全自動運転】 「ゴール」までの距離はあとどれくらい？
2020年09月18日17:04
カテゴリー │あるがままに
近ごろＣＭやニュースで耳にすることが増えた「完全自動運転」は、自動化されている機能によって６段階のレベルで区別されて、レベル０からレベル５まで、それぞれどんな機能があるのか、２０２０年４月１日施行の「改正道路交通法」は、自動運転にどのような関わりとなつたのか、
【６つのレベルに区分される自動運転の機能】
近ごろ、クルマのＣＭやニュースなどで「完全自動運転」という言葉を耳にします。自動運転というと、ＳＦ映画に登場するような完全自動で人間がまったく操作しない乗り物をイメージ、それはもう少し未来の話です。現段階の市販車では、技術的にも法的にも緊急時に人間が対応する必要があります。完全自動化されたクルマが発売されるのは５年後とも１０年後とも言われ、技術開発のゴールはまだまだ遠いといえそうです。
自動運転はそんな完全自動を頂点に、搭載されている機能によって６段階に区分されています。これは「米国自動車技術者協会」が策定した自動運転の定義による区分で、日本政府や米国運輸省道路交通安全局も採用するグローバルスタンダードです。その区分にはレベル０からレベル５まであるのですが、それぞれの違いはいったい何なのでしょうか？
●レベル０：すべての操作をドライバーがおこなう。
アクセルやブレーキ、ステアリングを含めたすべての操作をドライバーがおこない、前方衝突警告や後方死角検知、ABSなど運転支援をする機能が備わっていても、システムは運転操作自体に関与しないのでレベル０となります。
●レベル１：ステアリング操作、加減速のどちらかをシステムがサポート。
車線維持支援システムのようなステアリング補正か、先行車との車間距離を一定に保つアダプティブ・クルーズ・コントロールのようなスピード調整のどちらか一方をシステムがサポート。いわゆる安全運転支援機能が搭載されたクルマを指します。
●レベル２：ステアリング操作、加減速の両方をシステムがサポート。
ステアリング補正機能（車線維持支援機能など）とスピード調整機能が連携しながら運転をサポートします。レベル１は「自動運転」ではなく「運転支援」にカテゴライズされますが、レベル２は「部分自動運転」や「準自動運転」などと呼ばれます。
●レベル３：特定の場所でシステムがすべてを操作、緊急時はドライバーが操作。
「条件付自動運転」と呼ばれ、限定的な場所や交通状況において、システムが運転に関わるすべての操作をおこなう。ただし、緊急時やシステムが作動困難になった場合は人間が対応で、ドライバーはいつでも運転できる態勢でいる必要があります。
レベル３のシステムは既にアウディが「Ａ８」用に開発済みで、ホンダもレベル３の自動運転に対応したクルマを２０２０年年内に発売する見込みです。
●レベル４：特定の場所でシステムがすべてを完全に操作。
レベル３同様に限定的な場所や交通状況において、システムが運転に関わるすべての操作をおこない、そのうえで緊急時の対応もおこないます。「高度自動運転」と呼ばれ、システムを利用している状況下ではドライバーによる運転操作は一切不要です。
●レベル５：常にすべての操作をシステムがおこなう。
「完全自動運転」といわれるように、ほとんどの状況下でシステムがすべての操作をおこないます。ドライバーの存在が必要なくなり、シートレイアウトなどクルマの在り方が変わります。法の整備が着々とおこなわれている現状ですが、いざというときに対応をドライバーに受け渡すレベル３は中途半端で危険なのではないかという意見もあり、メーカーによってはレベル３をスキップしてレベル４を目指して開発され、法の整備にしても、メーカーの考え方や技術にしても、一筋縄にはいかない自動運転。完全自動化されたクルマの実現はまだもう少し先になりそうな気配です。
◇ ◇
「ZIP SHOWBIZ！ 」木村拓哉「ヤバイ」自動運転！2020年8月21日(金曜日)「ニュースeveryTV」 （動画）
https://www.youtube.com/watch?v=K4NwXlzNAGY
◇ ◇
2020年自動運転はここまで来ている！5社比較 （動画）
https://www.youtube.com/watch?v=y6NUToVPSRQ
◇ ◇
ついに日本でも走り出す！ 自動運転「レベル3」とは？ （動画）
https://www.youtube.com/watch?v=o3h33RE55uU
◇ ◇
未来は近い!? 2020年道交法改正で注目の自動運転 「ゴール」までの距離はあとどれくらい？
https://kuruma-news.jp/post/276232
【６つのレベルに区分される自動運転の機能】
近ごろ、クルマのＣＭやニュースなどで「完全自動運転」という言葉を耳にします。自動運転というと、ＳＦ映画に登場するような完全自動で人間がまったく操作しない乗り物をイメージ、それはもう少し未来の話です。現段階の市販車では、技術的にも法的にも緊急時に人間が対応する必要があります。完全自動化されたクルマが発売されるのは５年後とも１０年後とも言われ、技術開発のゴールはまだまだ遠いといえそうです。
自動運転はそんな完全自動を頂点に、搭載されている機能によって６段階に区分されています。これは「米国自動車技術者協会」が策定した自動運転の定義による区分で、日本政府や米国運輸省道路交通安全局も採用するグローバルスタンダードです。その区分にはレベル０からレベル５まであるのですが、それぞれの違いはいったい何なのでしょうか？
●レベル０：すべての操作をドライバーがおこなう。
アクセルやブレーキ、ステアリングを含めたすべての操作をドライバーがおこない、前方衝突警告や後方死角検知、ABSなど運転支援をする機能が備わっていても、システムは運転操作自体に関与しないのでレベル０となります。
●レベル１：ステアリング操作、加減速のどちらかをシステムがサポート。
車線維持支援システムのようなステアリング補正か、先行車との車間距離を一定に保つアダプティブ・クルーズ・コントロールのようなスピード調整のどちらか一方をシステムがサポート。いわゆる安全運転支援機能が搭載されたクルマを指します。
●レベル２：ステアリング操作、加減速の両方をシステムがサポート。
ステアリング補正機能（車線維持支援機能など）とスピード調整機能が連携しながら運転をサポートします。レベル１は「自動運転」ではなく「運転支援」にカテゴライズされますが、レベル２は「部分自動運転」や「準自動運転」などと呼ばれます。
●レベル３：特定の場所でシステムがすべてを操作、緊急時はドライバーが操作。
「条件付自動運転」と呼ばれ、限定的な場所や交通状況において、システムが運転に関わるすべての操作をおこなう。ただし、緊急時やシステムが作動困難になった場合は人間が対応で、ドライバーはいつでも運転できる態勢でいる必要があります。
レベル３のシステムは既にアウディが「Ａ８」用に開発済みで、ホンダもレベル３の自動運転に対応したクルマを２０２０年年内に発売する見込みです。
●レベル４：特定の場所でシステムがすべてを完全に操作。
レベル３同様に限定的な場所や交通状況において、システムが運転に関わるすべての操作をおこない、そのうえで緊急時の対応もおこないます。「高度自動運転」と呼ばれ、システムを利用している状況下ではドライバーによる運転操作は一切不要です。
●レベル５：常にすべての操作をシステムがおこなう。
「完全自動運転」といわれるように、ほとんどの状況下でシステムがすべての操作をおこないます。ドライバーの存在が必要なくなり、シートレイアウトなどクルマの在り方が変わります。法の整備が着々とおこなわれている現状ですが、いざというときに対応をドライバーに受け渡すレベル３は中途半端で危険なのではないかという意見もあり、メーカーによってはレベル３をスキップしてレベル４を目指して開発され、法の整備にしても、メーカーの考え方や技術にしても、一筋縄にはいかない自動運転。完全自動化されたクルマの実現はまだもう少し先になりそうな気配です。
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「ZIP SHOWBIZ！ 」木村拓哉「ヤバイ」自動運転！2020年8月21日(金曜日)「ニュースeveryTV」 （動画）
https://www.youtube.com/watch?v=K4NwXlzNAGY
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https://www.youtube.com/watch?v=y6NUToVPSRQ
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https://www.youtube.com/watch?v=o3h33RE55uU
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https://kuruma-news.jp/post/276232
